2024年11月21日
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世界中の旅人の憧れの場所!?アイスランドの冬の絶景「アイス・ケイブ」

公開日:2022年4月5日   最終更新日:2022年4月5日 Hokuo Guide

見渡す限り透明な氷の世界

アイス・ケイブ

アイスランドに行ったことがある人はもちろん、少しでもアイスランドについて知っている方ならご存知の通り、「アイスランド」は文字通りの「氷の国」ではなく、火山も有れば、緑もある島国です。緯度が高いので冬ともなればそれなりに厳しい寒さの時もありますが、海流のお蔭もあって「緯度の割には」温暖な国として知られています。

しかし、そんなアイスランドには文字通り氷に包まれた場所があるのです。それが、世界中の旅人の憧れのスポットの一つともいわれる「アイスケイブ」=「氷の洞窟」です。「生きている間に一度は見たい絶景スポット」「死ぬまでに一度は訪れてみたい素晴らしい場所」は世界中に数多ありますが、その中でもトップクラスに美しくて幻想的で非日常の素晴らしい空間「氷の洞窟」をご紹介しましょう。

アイス・ケイブとは?

「氷の洞窟(アイスケイブ)」は、氷河の下を流れる冷たい水(火山の地熱などで溶かされたもの)で時間をかけて作りだされた「氷河洞窟」といわれる洞窟です。アイスランドには「氷河洞窟」が幾つかありますが、最も有名なのは「ヴァトナヨークトル氷河」にある「クヴェルクフョトル(Kverkfjöll)」の氷の洞窟(氷河洞窟)。洞窟の奥行は約2.8キロメートル、高さはもっとも高い所で525メートルという大きさ。(厳密には毎年変化するので奥行や高さも変わります。)

「ヴァトナヨークトル氷河」は、アイスランド最大の氷河であり、体積ではヨーロッパ最大、面積でもロシアのノヴァヤゼムリャの北島(セヴェルヌィ島)にある氷河(氷帽)に次ぐヨーロッパで二番目の大きさを誇る氷河。アイスランドの国土の約8パーセントを占めるアイスランドを代表する氷河の一つです。厚さは約400メートル、最大で1000メートルにもなるといわれる巨大な氷の塊です。

さて、「氷の洞窟」ですが、実際に目で見ると、この世のモノとは思えない青みがかった透明感あふれる美しさに圧倒されます。別名「青い洞窟」「スーパーブルーの洞窟」とも呼ばれ、アイスランド国内外からやってくる多くの旅人を惹きつけているのも納得です。その美しさはまさに息をのむ美しさ。アイスランドのみならず、世界中の絶景スポットの中でも「旅好きが一度は訪れたいと願う憧れの地」の一つに挙げられることも少なくない場所なのです。

アイス・ケイブはどこにあるの?

アイスケイブのあるヴァトナヨークトル氷河へは、レイキャビクから約400キロメートル弱。車で往復すると一泊以上かかるような場所にあります。自然の氷の洞窟なので見学できる期間も限られていて、おおむね10月~3月頃まで。(コンディションやツアー会社により11月からの場合もあります)また、洞窟内は毎年変化するので危険を伴う場合も有り、ガイドと一緒に見学する必要があります。現地集合の日帰りツアーのほか、レイキャビク発着のツアーもあるので、レンタカーを借りない場合などはそちらを利用するとよいでしょう。ツアーにはヘルメットやアイゼンなどの安全装備のほか、洞窟付近までの送迎なども含まれている場合がほとんどですが、現地で申し込む場合は特にあらかじめ事前に確認することをおすすめします。

アイスケイブ