2024年3月19日
北欧 旅の基本情報フィンランドの基本情報

フィンランド旅の基本情報

公開日:2007年2月28日   最終更新日:2019年5月13日 Hokuo Guide

フィンランド Republic of Finland 旅の基本情報

旅券と査証

最初の入国の日から数えて180日の間で、最大90日間の滞在ならヴィザ(査証)は必要ありません。(180日間の間に何度か出入りする場合は念のために大使館に問い合わせてください。)入国時に必要なパスポートの残存期間は滞在日数プラス3ヵ月以上となっています。スカンジナビア各国間の移動の際、国境での検査はなく基本的に手続きも必要ありませんが、パスポートは常に携帯しておくようにしましょう。

在日フィンランド大使館

〒106-8561 港区南麻布3-5-39
Tel: 03-5447-6000 Fax: 03-5447-6042

Unioninkatu 20-22, 00130 Helsinki, Finland
Tel: (358-9) 686-0200 Fax: (358-9) 633012
在フィンランド日本大使館ホームページ

通貨

2002年より通貨はユーロ(euro)です。

ユーロの下位補助単位はセント(cent)で、1euro=100centです。
紙幣は5,10,20,50,100,200、500ユーロの7種類、硬貨は1,2,5,10,20,50ユーロセントと1、2ユーロの8種類です。日本円との交換レートは2017年11月現在、1ユーロ(euro)=約132円です

本日のレート

フィンランドの旧通貨、マルカ(FIM)は現在フィンランドで使用できません。フィンランド・マルカからユーロへの両替は、2012年までフィンランド中央銀行のみで可能となっています。

両替

空港の両替所や市内の銀行で、日本円の現金もしくはトラベラーズチェックから簡単に両替できます。

また最近では、クレジットカードのキャッシングサービスが非常に便利です。使い方はATMにクレジットカードを挿入し、暗証番号を入力後必要な金額を選択するだけ。50ユーロ、100ユーロ等指示した金額が現地通貨で出てきます。

言葉を交わさなくて良い等簡単便利な上、キャッシング利用の手数料と、現金などを両替した際の手数料を比較するとお得な場合もあり助かります。利用の際にはATMにVISAやMASTERなど使用可能な種類のクレジットカードのシールがある事を確認してください。北欧諸国は治安に問題はありませんが、暗証番号を入力する時、お金をおろす時は、背後には十分気をつけてください。

銀行の営業時間(おおよその目安)

月~金曜 9:00~16:15
土・日曜 休業

ヘルシンキ・ヴァンター空港 到着ロビーにある銀行の営業時間

月~金曜 6:00~23:00 土・日曜 7:00~23:00

空港両替所の営業時間

ヘルシンキ・ヴァンター空港 到着ロビー
8:30~23:30(無休)

ヘルシンキ市内の両替所は土日も営業しているところもあります。

電話

フィンランドに限りませんが、一般的にホテルの部屋から電話をかけると、通話料のほかに交換手数料をとられるので割高です。ロビーや町の公衆電話からかけるほうがよいでしょう。空港や大きな駅などまだ限られた場所にしかありませんが、クレジットカードが使用可能な電話もあります。KDDIなどが発行している国際電話カードも割安です。
その他現地のテレフォンカードも、駅キオスクなどの売店で購入することができます。料金は5、10euroの2種類です。

フィンランド国内で市内通話に必要な最低料金は3euro(ユーロ)。50セント、1、2euroの硬貨が使用可能です。

公衆電話はコイン用とテレホンカード用がありますが、コイン用は数が少なくなってきています。

電話のかけ方は基本的に日本と同様で、まずコインを入れてから、ダイヤルします。おつりは出てこないので小銭を用意しましょう。

国際電話は一般電話や公衆電話からもかけることができます。

フィンランドから日本への直通電話のかけ方

国際電話をかける場合はダイヤル直通00です。日本の国番号「81」の後、日本の市外局番の初めの0を取ってダイヤルします。例えば東京03-3888-××○○へ電話を かける場合は、00-81-3-3888-××○○です。

(日本へは、始めに5ユーロその後1分につき0.87ユーロずつ加算されます。ホテルの部屋の電話からかけると、これよりさらに高くなります。)

緊急時

「112」をダイヤルし、「警察(ポリーシpoliisi)」、消防署(火事、アンプア(ampua)、救急車(アンビュランシambulanssi)等必要なものを告げてください。英語も大抵通じるので単語でも良いですから必要な情報を伝えましょう。

在フィンランド日本大使館 (Finland Embassy of Japan)

Unioninkatu 20-22, 00130 Helsinki, Finland
Tel: (358-9) 686-0200 Fax: (358-9) 633012
在フィンランド日本大使館ホームページ

ヘルシンキ救急医療センター

Tel:4711 Helsinki University Central hospital, Haartmainkatu 4

郵便

日本への郵便料金は、航空便でハガキおよび手紙20グラムまでが1,50ユーロです。→ フィンランドの郵便局Posti

郵便局の窓口のほか、大きなホテルでもコンシュルジュやフロントの人に頼むと大抵出してくれます。

郵便局やホテル、売店で切手を買ってポストに投函してもよいでしょう。書店でも売っている場合があります。宛名は日本語で書いても大丈夫です。その際、「BY AIR」または「AIR MAIL」と「JAPAN」の文字を赤色等のペンでローマ字で目立つように書くのを忘れないようにしましょう

郵便局の営業時間

月~金曜 8:00~20:00
土曜 9:00~14:00(局によってかわります)
日曜 休業

☆毎年、ムーミンの図柄の新しい切手が発売されます!

フィンランド国内の交通

ノルウェーやスウェーデンと同じように南北に細長く、南部に人口が集中しているフィンランド。ヘルシンキを拠点として
主に南部、中部に鉄道、バスが集中しています。ヘルシンキと北部を結ぶ列車やバスもありますが、本数はあまり多くない上時間もかかるので、
限られたスケジュールの場合は飛行機を利用するのが良いでしょう。

鉄道

フィンランド国鉄(Valtionrautatiet(VR)がヘルシンキ近郊列車及びヘルシンキとフィンランド国内の主要都市間を結ぶ列車を運行しています。
またサンクト・ペテルブルグに日2便、モスクワに一日1便の列車が向かう国際路線もあります。

主な列車は以下の通りです。

Pendolino(ペンドリーノ)S220
振り子式で時速220キロを誇る超特急。ヘルシンキ~トゥルク間を一日5往復、ヘルシンキ~タンペレ間を一日8往復しています。

Intercity (インターシティ)
主要都市間を結ぶ特急。略称は(イセー)。基本的に予約が必要です。

Pikajuna (ピカユナ)
急行。予約は必ずしも必要ではありませんが、週末の夕方や、夏のシーズン等混雑する時期時間帯に確実に座るためには予約を入れたほうが良いでしょう。

このほかに普通列車があります。

[切符の買い方]
◎オンラインで購入
フィンランド国鉄のホームページからオンラインで予約することができます。予約は利用日の1年前から。購入は2ヶ月前から。乗車日の2ヶ月より前に予約したチケットは乗車日の2日前までに購入しないとキャンセル扱いになるので注意が必要です。

フィンランド国鉄ホームページ(英語)

予約フォーム(英語)

◎現地で購入
駅に行って切符を購入する訳ですが、まずカウンターのそばにある機械から、順番待ちの番号札を受け取ります。大きな駅の場合は、国際線や国内線など行き先によってカウンターが分かれていることもあるので確認しましょう。

電光掲示板に自分が取った札の番号が表示されるか、もしくはその番号が呼ばれたら、指定されたカウンターに行き、乗りたい列車の行き先と日時、クラス(一等、二等など)枚数などを伝えます。

他のスカンジナビア諸国ほどではありませんが、英語が通じますが、あまり自信がない場合には、あらかじめ紙に書いておいて渡してもよいでしょう。親切に探してくれます。
混んでいるシーズン以外には大抵希望の列車に乗ることができます。満席の場合は第二希望などを伝えます。スタッフの方で空いている列車(またはクラス)を教えてくれることもあります。

切符を受け取ったら、確認しましょう。日時、クラス、客車番号、値段などが表示されているので、間違いがないかよく見てください。判らないことは、カウンターのスタッフや駅の係員に聞きましょう。

切符はその他、自動券売機でも購入することが出来ます。言語が選択でき、英語表示もあるので、手順に従い操作します。

ヨーロッパの列車のほとんどが時間になるとベルも鳴らさずに、走り出すので、どの番号が、客車や座席を表しているのかをあらかじめ確認しておくと、乗車のときにあわてなくてすみます。支払いは、クレジットカードがスムースです。

ペンドリーノS220やインターシティは全席指定席なので、基本的に予約が必要ですが、急いでいる場合、乗車してから車掌さんから購入することも出来ます。その他、
急行列車(Pikajuna)や普通列車でも予約が必要な場合もあります。

VR Passenger Service
フィンランド国内から Tel: 0600 41 902
海外から Tel: +358 9 2319 2902

飛行機

フィンランド航空(Finnair)、スカンジナビア航空(Scindinavian Airlines)などの航空会社が、ヘルシンキを中心に各都市を結ぶ便を運航しています。地方都市間を結ぶ便もありますがあまり本数は多くありません。首都ヘルシンキに一度戻ってから、の方が結果的に早いことも。

フィンランド航空
TEL:0600-140-140
フィンランド航空・ホームページ

スカンジナビア航空
スカンジナビア航空・ホームページ

バス

フィンランドは道路事情が良いこともあり、バス路線がとても発達しています。ヘルシンキを中心に各社が、中、長距離バスを一日何千と言う単位で走らせています。
路線によっては鉄道より接続もよく、時間も殆ど変わらない(例えば、ヘルシンキ~トュルク間:バス一日40便/所要2時間半、列車一日15便/所要2時間)ので、
うまく利用するとよいでしょう。

[時刻表とチケットの購入]

マトカフオルト社によって料金体系が管理されているので、中、長距離バスはどの会社でも共通の料金になっており、バスターミナルも同じです。ターミナルに直接赴くか、サイトで時刻表を調べ、都合の良い便を予約すると良いでしょう。

マトカフオルト社
TEL: +358 (0)200 4010
マトカフオルト社・ホームページ

チケットはオンラインまたはバスターミナルにあるチケット売り場で購入できます。支払いにはクレジットカードも使えることが殆ど。時刻表なども置いてあるので路線や発車到着時刻を確認してから選択購入するのがよいでしょう。
小さな町でチケット売り場に人が居ない場合や売り場がない場合、田舎の道で乗る場合は、運転手から直接購入します。その際も路線はあらかじめ確認しておきましょう。各路線の始発終着都市のターミナルに時刻表が貼ってあるか置いてあります。

ヘルシンキから北部のロヴァニエミを玄関口としラップランドまで、多くのバス路線が運行されています。直通の夜行便もヘルシンキから
ロバニエミやサーリセルカまで走っています。

北部ラップランド内では、ゴールド・ライン(Golod line)社をはじめ各社がロヴァニエミを拠点としてバスを走らせています。
北部の路線などは冬になると本数が減ったり運休になったりするので注意が必要です。

基本的に予約なしで乗れますが、ハイシーズン(6~8月)はヨーロッパ中から観光客が集まることもあって混雑する可能性があるので、確実に乗るためにはあらかじめ予約をするのが賢明です。

ゴールド・ライン社
TEL(016)334-5521 FAX(016)334-5533
ゴールド・ライン社・ホームページ

エスケリセン・ラピンリンジャッド社
TEL(016)342-2160 FAX(016)344-152
エスケリセン・ラピンリンジャッド社・ホームページ

フィンランド入国時の持ち込み制限

カメラ、ビデオ、釣竿やゴルフ道具など旅行中に使用するものは免税で持ち込めます。その他、旅行期間中に消費する食料は自由に持ち込むことができます。薬品や化粧品は、旅行中に使用するものであれば特に制限はありません。

酒、アルコール類

スピリッツは1リットル、ワインは2リットル、他にビール16Lとワイン2Lまでを免税で持ち込めます。

タバコ

紙巻タバコ200本まで、細巻の葉巻100本、葉巻50本、きざみタバコ250グラムのいずれかです。

通貨の持ち込み

外貨の持込みやユーロの持ち出しの制限は特にありません。

免税ショッピング

グローバル・ブルーの加盟店で買い物をした場合、免税になります。フィンランドの場合、付加価値税が22%です。加盟店一店舗あたりの購入金額合計が40ユーロを超えると、品物購入金額の10%~最大で16%が免税となり還付されます。

手続きの流れ

◎お店で

商品を購入するお店がグローバルリファンドの加盟店(下のようなシールが貼ってあるはずです)である事を確認後、支払い時に旅行者である事を申し出、パスポートを見せ、レシートが添付されたリファンド・チェックを作成してもらいます。
パスポートを携帯していないと、書類を作成してもらえないので、免税予定で買い物をする際は必ずパスポートを持参してくださいね。

(商品は最終的にフィンランド、もしくはEU加盟国外に出るときまであけてはいけません。注意してください。)

◎出国時

フィンランドもしくは、EU加盟国からの最終出国空港(港)の税関で商品を見せて、お店で貰った書類に税関のスタンプを押してもらいます。
その後指示されたキャッシュ・リファンド・カウンターの窓口で換金してもらうだけです。日本でクレジットカードの口座で受け取ったり、グローバルリファンドの日本支社のカウンターで換金してもらうこともできます。

■ヘルシンキ国際空港(ヴァンター空港)から日本へ帰国する場合。

ターミナル3の1階、出発口へ向う階段の下奥の方に、到着客が出てくる扉があります。書類を提出するための窓口はそのすぐ隣です。
窓口にお店で貰った書類を提出し、スタンプを押してもらいます。時々、商品を見せるように言われることもあるので、チェックイン前に手続きを行いましょう。
(スタンプの受領期限は、商品を購入した月の末日より3ヵ月以内となっています。)

その後、出発ロビー(トランジット・ホール内)に入ってすぐ右側にあるキャッシュ・リファンド・カウンター(払い戻しカウンター)、または銀行の窓口にリファンドチェックの書類を提出します。手数料がかかりますが、上記のようにクレジットカード口座への振り込みも可能です。また銀行小切手で自宅に郵送してもらうこともできます。フィンランドではそれ程厳しくありませんが、国によってはローマ字以外の記名を認めていないところもあるので、書類の住所と名前はローマ字で正確に記入しましょう。(リファンドチェックの書類の有効期限は商品を購入した日より4ヵ月以内です。)

または日本へ帰国後、成田国際空港と関西国際空港にあるキャッシュ・リファンド・カウンターで日本円で受け取ることもできます。(日本で手続きが行えるのは、グローバル・ブルー社加盟店のみです。)

■フィンランド出国後、ほかのEU加盟国を旅行してから帰国する場合。

一番最後にEU加盟国を出国する時にまとめて手続きして税金の還付を受けることになるので、フィンランドでの手続きは必要ありません。最終出国地で、旅行した国の分をまとめて計算してくれるので安心しましょう。

VAT(付加価値税)払い戻しの問い合わせは、グローバル・ブルー社(グローバルブルー カスタマーセンター(日本語可)営業日時:月曜日~金曜日 午前10時~午後7時 TEL:03-4530-3623)
http://www.globalblue.com/

【国内のキャッシュ・リファンド・カウンター】

成田国際空港

第1ターミナル 毎日8:30~16:00
第2ターミナル 毎日8:15~18:30(フライトスケジュールによって変更あり)

関西国際空港 毎日8:30~18:30(元日を除く)

TAXリファンド参考サイト:http://www.otoa.com/gallery/useful/tax_refund/page11.php

フィンランドの水

基本的に水道水は飲んでも問題はありません。ただ、なれない水でお腹をこわす可能性のある方はミネラルウォーターを購入する方がよいでしょう。
ガス入りとガスなしがあるので、好みがある場合には確認してから買うのを忘れずに!

電圧とプラグ

電圧は220V・230V、周波数は50Hz。日本から持って行く電気製品を使用するには変圧器および変換プラグ(プラグは丸2ピンのB、Cタイプ)が必要ですが、
最近の小型家電(ノートパソコンやデジカメの充電器)などは240Vまで対応しているものも多いので、確認してみてください。電圧が対応していれば、変圧器は持っていく必要がなく、変換コネクタは今、軽くていいのがあるので、荷物が軽くなりますよ!

フィンランドの特産品とお土産

イッタァラ

ご存知、フィンランド発の世界的に有名なガラス製品。

マリメッコ

こちらも有名なフィンランド発の生地、服飾ブランド。