デンマーク 旅の基本情報
公開日:2007年6月1日 最終更新日:2019年5月13日 Hokuo Guide
デンマーク Kingdom of Denmark 旅の基本情報
旅券と査証
最初の入国の日から数えて180日の間で、最大90日間の滞在ならヴィザ(査証)は必要ありません。(180日間の間に何度か出入りする場合は念のために大使館に問い合わせてください。)入国時に必要なパスポートの残存期間は滞在日数プラス3ヵ月以上となっています。スカンジナビア各国間の移動の際、国境での検査はなく基本的に手続きも必要ありませんが、パスポートは常に携帯しておくようにしましょう。
在日デンマーク大使館
〒150-0033 渋谷区猿楽町29-6
Tel: 03-3496-3001 (最寄駅東急東横線代官山駅)
在デンマーク日本大使館 (Denmark Embassy of Japan)
Pilestraede 61, 1112, Copenhagen K, Denmark
Tel: (45) 33-11-33-44 Fax: (45) 33-11-33-77
通貨
通貨の単位はデンマーク・クローネ(Krone)です。国際表示(空港の両替等での表示)は「DKK」ですが、国内で普段使用されている表示は「kr」です。ノルウェー、スウェーデンも「kr」なので、幾つかの国を訪問するときは混乱しないように注意しましょう。
クローネの下位補助単位はオーレ(Ore)で、1kr=100 oreです。
紙幣は50kr、100kr、200kr、500kr、1000krの5種類、硬貨は、25 ore、50 ore、1kr、2kr、5kr、10kr、20krの7種類があります。日本円との交換レートは2017年11月現在、1デンマーク・クローネ(1kr)=約17.8円です
デンマークはEU加盟国ですがスウェーデンと同じく、欧州統一通貨のユーロの導入はまだしていません。フィンランド等から入国するときは両替を忘れずに。
両替
空港の両替所や市内の銀行で、日本円の現金もしくはトラベラーズチェックから簡単に両替できます。
また最近では、クレジットカードのキャッシングサービスが非常に便利です。使い方はATMにクレジットカードを挿入し、暗証番号を入力後必要な金額を選択するだけ。50クローネ、100クローネ等指示した金額が現地通貨で出てきます。
言葉を交わさなくて良い等簡単な上、キャッシング利用の手数料と、現金などを両替した際の手数料を比較するとお得な場合もあり助かります。利用の際にはATMにVISAやMASTERなど使用可能な種類のクレジットカードのシールがある事を確認してください。北欧諸国は治安に問題はありませんが、暗証番号を入力する時、お金をおろす時は、背後には十分気をつけてください。
銀行の営業時間(おおよその目安)
月~金曜 9:30~16:00
土・日曜 休業
空港両替所の営業時間
コペンハーゲン国際空港(カストラップ空港) 到着ロビー・トランジットホール
am6:00~pm10:00(無休) ATM am6:00~am 2:00
コペンハーゲン空港(カストラップ空港)
電話
デンマークに限りませんが、一般的にホテルの部屋から電話をかけると、通話料のほかに交換手数料をとられるので割高です。ロビーや町の公衆電話からかけるほうがよいでしょう。空港や大きな駅などまだ限られた場所にしかありませんが、クレジットカードが使用可能な電話もあります。KDDIなどが発行している国際電話カードも割安です。その他現地のテレフォンカードも、駅キオスクなどの売店で購入することができます。料金は30、50、100krの3種類です。
デンマーク国内で市内通話に必要な最低料金は1kr(デンマーク・クローネ)。1、2、5、10および20krの硬貨が使用可能です。
公衆電話はコイン用とテレホンカード用があります。
電話のかけ方は基本的に日本と同様で、まずコインを入れてから、ダイヤルします。おつりは出てこないので小銭を用意しましょう。
デンマーク国内電話
デンマークには市外局番がなく、国内はすべて8桁で統一されています。レストランに予約を入れたりする際は、8桁の番号をダイヤルするだけ。
デンマークから国際電話
国際電話は一般電話や公衆電話からもかけることができます。
デンマークから日本への直通電話のかけ方
国際電話をかける場合はダイヤル直通00です。日本の国番号「81」の後、日本の市外局番の初めの0を取ってダイヤルします。例えば東京03-3888-××○○へ電話を かける場合は、00-81-3-3888-××○○です。
(日本へは、1分につき16kr。オペレーターを通すと38kr。ホテルの部屋の電話からかけると、これよりさらに高くなります。)
緊急時
「112」をダイヤルし、「警察(ポリチPoliti)」、消防署(火事、ブランBrand)、救急車(アンブランスambulance)等必要なものを告げてください。英語も大抵通じるので単語でも良いですから必要な情報を伝えましょう。緊急の場合は、日本同様、公衆電話でもコインなしでかけることができます。
在デンマーク日本大使館 (Denmark Embassy of Japan)
Pilestraede 61, 1112, Copenhagen K, Denmark
Tel: (45) 33-11-33-44 Fax: (45) 33-11-33-77
在デンマーク日本大使館ホームページ
コペンハーゲン・ツーリスト医療サービス
Tel:33-93-63-00
時間:9:00-16:00
休診日:土・日曜
郵便
日本への郵便料金は、航空便でハガキおよび手紙50グラムまで、ともに9.5krです。
郵便局の窓口のほか、大きなホテルでもコンシュルジュやフロントの人に頼むと大抵出してくれます。
郵便局やホテル、売店で切手を買ってポストに投函してもよいでしょう。宛名は日本語で書いても大丈夫です。その際、「BY AIR」または「AIR MAIL」と「JAPAN」の文字を赤色等のペンでローマ字で目立つように書くのを忘れないようにしましょう
郵便局の営業時間
月~金曜 9:00/10:00~17:30
土曜 9:00~12:00(局によってかわります)
日曜 休業
コペンハーゲン中央駅構内郵便局
月~金曜 8:00~21:00
土曜 9:00~16:00
日曜・祭日 10:00~16:00
デンマーク国内の交通
鉄道
年間およそ1億6千6百万人の乗客を運び、デンマーク国内の客車両運営の80%を占めるデンマーク国鉄(Danske Statsbaner(DSB)が国内および国際路線を運営しています。2006年現在、営業路線総延長、2768キロメートル。 橋とトンネルのお陰で、コペンハーゲンのあるシェラン島、オーデンセのあるフュン島、そしてユトランド半島間を、本州と四国のような感覚で陸路で鉄道利用できます。路線は全部で9種類。シェラン島、フュン島、ユトランド半島を結ぶ路線がそのうちの5本。ユトランド半島のフレデリシアFrederisiaまで同じ路線を進み、その後行き先別に分かれます。インターシティをはじめ新しい車両は静かで乗り心地もよくとても快適です。
切符の買い方
オンラインで購入
デンマーク国鉄のホームページからオンラインで予約することができます。予約は利用日の2ヶ月前から発車15分前まで。
現地で購入
駅に行き、まずカウンターのそばにある機械から、順番待ちの番号札を受け取ります。大きな駅の場合は、国際線や国内線など行き先によってカウンターが分かれていることもあるので確認しましょう。
電光掲示板に自分が取った札の番号が表示されるか、もしくはその番号が呼ばれたら、指定されたカウンターに行き、乗りたい列車の行き先と日時、クラス(一等、二等など)枚数などを伝えます。英語が通じますが、あまり自信がない場合には、あらかじめ紙に書いておいて、渡してもよいでしょう。親切に探してくれます。混んでいるシーズン以外には大抵希望の列車に乗ることができます。満席の場合は第二希望などを伝えます。スタッフの方で空いている列車(またはクラス)を教えてくれることもあります。切符を受け取ったら、確認しましょう。日時、クラス、客車番号、値段などが表示されているので、間違いがないかよく見てください。判らないことは、カウンターのスタッフや駅の係員に聞きましょう。ヨーロッパの列車のほとんどが時間になるとベルも鳴らさずに、走り出すので、どの番号が、客車や座席を表しているのかをあらかじめ確認しておくと、乗車のときにあわてなくてすみますよ。支払いは、クレジットカードがスムースです。
基本的に、インターシティでもない限りは予約ななしで乗れることも多いようです。新しい車両には、各座席の荷物棚の表示窓に、予約状況が表示されています。駅名が表示されていたら、その席は、その駅まで予約が入っています、という意味。車掌さんに確認するとより確実です。予約が入っていない場合には、「KAN VARE RESERVEREET」と表示されています。
飛行機
スカンジナビア航空やマースク・エアーなどの各航空会社の便が、首都コペンハーゲンと各都市を結んでいます。
SASスカンジナビア航空
TEL32-320000 FAX32-322149
SASホームページ
バス
ヨーロッパ各地を結ぶユーロラインズ・スカンジナビアのほか、コペンハーゲン、ヘルシンオア、ロスキレなどのある北シェラン島に路線を持つHovedstadens Udviklingsrad(HUR)、オールボー、オーフスなどユトランド半島を走るArhus AMT社などがあります。
[時刻表とチケットの購入]
チケットはオンラインまたはバスターミナルにあるチケット売り場で購入できます。支払いにはクレジットカードも使えることが殆ど。時刻表なども置いてあるので路線や発車到着時刻を確認してから選択購入するのがよいでしょう。
小さな町でチケット売り場に人が居ない場合や売り場がない場合、田舎の道で乗る場合は、運転手から直接購入します。その際も路線はあらかじめ確認しておきましょう。各路線の始発終着都市のターミナルに時刻表が貼ってあるか置いてあります。
デンマーク入国時の持ち込み制限
カメラ、ビデオ、釣竿やゴルフ道具など旅行中に使用するものは免税で持ち込めます。その他、旅行期間中に消費する食料は自由に持ち込むことができますが、生肉や肉加工製品は持込みが禁止されています。薬品や化粧品は、旅行中に使用するものであれば特に制限はありません。
酒、アルコール類
スピリッツは1リットル、ワインは2リットルまでを免税で持ち込めます。
タバコ
紙巻タバコ200本まで、細巻の葉巻100本、葉巻50本、きざみタバコ250グラムのいずれかです。
通貨の持ち込み
11万2500デンマーク・クローネ相当まで持ち込みが許されています。
免税ショッピング
グローバル・ブルーの加盟店(下のようなシールが貼ってあるはずです)で買い物をした場合、免税になります。デンマークの場合、付加価値税が25%なのでこれは大きいですね。加盟店一店舗あたりの購入金額合計が300デンマーク・クローネを超えると、品物購入金額の13%~最大で19%が免税となり還付されます。
手続きの流れ
お店で
商品を購入するお店で、支払い時に旅行者である事を申し出、パスポートを見せ、レシートが添付されたリファンド・チェックを作成してもらいます。パスポートを携帯していないと、書類を作成してもらえないので、免税予定で買い物をする際は必ずパスポートを持参してくださいね。
(商品は最終的にデンマーク、もしくはEU加盟国外に出るときまであけてはいけません。注意してください。)
出国時
デンマークもしくは、EU加盟国からの最終出国空港(港)の税関で商品を見せて、お店で貰った書類に税関のスタンプを押してもらいます。
その後指示されたキャッシュ・リファンド・カウンターの窓口で換金してもらうだけです。日本でクレジットカードの口座で受け取ったり、グローバルリファンドの日本支社のカウンターで換金してもらうこともできます。
コペンハーゲン国際空港(カストラップ空港)から日本へ帰国する場合
ターミナル3の1階、出発口へ向う階段の下奥の方に、到着客が出てくる扉があります。書類を提出するための窓口はそのすぐ隣です。
窓口にお店で貰った書類を提出し、スタンプを押してもらいます。時々、商品を見せるように言われることもあるので、チェックイン前に手続きを行いましょう。
(スタンプの受領期限は、商品を購入した月の末日より3ヵ月以内となっています。)
その後、出発ロビー(トランジット・ホール内)に入ってすぐ右側にあるキャッシュ・リファンド・カウンター(払い戻しカウンター)、または銀行の窓口にリファンドチェックの書類を提出します。手数料がかかりますが、上記のようにクレジットカード口座への振り込みも可能です。また銀行小切手で自宅に郵送してもらうこともできます。デンマークではそれ程厳しくありませんが、国によってはローマ字以外の記名を認めていないところもあるので、書類の住所と名前はローマ字で正確に記入しましょう。(リファンドチェックの書類の有効期限は商品を購入した日より4ヵ月以内です。)
または日本へ帰国後、成田国際空港と関西国際空港にあるキャッシュ・リファンド・カウンターで日本円で受け取ることもできます。(日本で手続きが行えるのは、グローバル・ブルー社加盟店のみです。)
デンマーク出国後、ほかのEU加盟国を旅行してから帰国する場合
一番最後にEU加盟国を出国する時にまとめて手続きして税金の還付を受けることになるので、デンマークでの手続きは必要ありません。最終出国地で、旅行した国の分をまとめて計算してくれるので安心しましょう。
VAT(付加価値税)払い戻しの問い合わせは、グローバル・ブルー社(グローバルブルー カスタマーセンター(日本語可)営業日時:月曜日~金曜日 午前10時~午後7時 TEL:03-4530-3623)
http://www.globalblue.com/
【国内のキャッシュ・リファンド・カウンター】
成田国際空港
第1ターミナル 毎日8:30~16:00
第2ターミナル 毎日8:15~18:30(フライトスケジュールによって変更あり)
関西国際空港 毎日8:30~18:30(元日を除く)
TAXリファンド参考サイト:http://www.otoa.com/gallery/useful/tax_refund/page11.php
デンマークの水
基本的に水道水は飲んでも問題はありません。ただ、なれない水でお腹をこわす可能性のある方はミネラルウォーターを購入する方がよいでしょう。
ガス入りとガスなしがあるので、好みがある場合には確認してから買うのを忘れずに!
電圧とプラグ
電圧は220V、周波数は50Hz。日本から持って行く電気製品を使用するには変圧器および変換プラグ(プラグは丸2ピンのB、Cタイプ)が必要ですが、
最近の小型家電(ノートパソコンやデジカメの充電器)などは240Vまで対応しているものも多いので、確認してみてください。電圧が対応していれば、変圧器は持っていく必要がなく、変換コネクタは今、軽くていいのがあるので、荷物が軽くなりますよ!
デンマークの特産品とお土産
ロイヤル・コペンハーゲン
ご存知、デンマーク王室御用達の世界的に有名な陶磁器のブランド。
ジョージ・ジェンセン
見るに美しい銀製品ブランド。デンマーク王室御用達。
おもちゃ
小さい頃遊んだ人もたくさんいるのでは?LEGOもデンマーク産です。デンマークでしか買えないモデルもあってお土産に喜ばれるかも!?